【中国・シルクロードの旅】清真大寺@西安 [中国]
中国陝西省西安。
ここはかつてのシルクロードの起点で、古くから西域との交流が盛んな
中国におけるイスラム世界の入口のような街です。
今でも回族と呼ばれるイスラム教徒が数多く生活していて、
彼らの信仰の中心地が西安の「清真大寺」です。
清真寺はつまりモスク。
そして清真大寺は「グランドモスク」ということ。
唐の玄宗の時代に建立され、その後何度も改築されましたが、
現在の清真大寺は、いわゆる中東のモスクをイメージしていると
これが本当にモスクなのかと目を疑いたくなります。
写真のように、見た目は全くもって普通のお寺です。
ただよく見るとアラビア文字が彫られていたり、
随所にイスラム教っぽさは見受けられますが、言われないとわからないぐらい、
完全に中国文化に翻訳されている感じ。
ミナレットなども説明板を見ればわかるのですが、
見た目は東屋みたいな感じです。。
しかし、礼拝に来る人々がみな白い帽子をかぶっているのを見ると、
やはりここがイスラム教の礼拝場所なんだということがわかります。
外形が変わっていても、内面ではアラブも中国もマレーシアも、
同じイスラム教を信仰しているというのはすごいことだと改めて感じました。
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