【中国・北京の旅】広場を囲む洋館@大連 [中国]
中国遼寧省大連。
大連の街の中心にある円形の広場が中山広場です。
この広場は放射状に10本の通りが伸びる交通の要衝であると同時に、
大連の歴史を物語る古い建物がずらりと並ぶ、観光スポットとしても知られています。
広場を囲んで並んでいるのは以下の建物。(参考:wikipedia)
中国工商銀行中山広場支行、遼寧省対外貿易経済合作庁、大連金融大廈、中国工商銀行大連市分行、交通銀行大連市分行、中信銀行中山支行、大連人民文化クラブ、中国銀行遼寧省分行、大連市郵政局。
これらのかつての名称は以下のとおり。
朝鮮銀行大連支店、大連民政署、大連金融大廈(変わらず)、大連ヤマトホテル、大連市役所、東洋拓殖株式会社大連支店、中国銀行大連支店、大連人民文化クラブ(変わらず)、横浜正金銀行大連支店、関東逓信局。
この広場は満州時代の日本の建物がそのまま残っています。
時代は日露戦争までさかのぼります。
当時ロシアが統治していた大連を占領した日本軍が、
関東都督府のもと、この中山広場に行政機関を建築しました。
1945年の日本敗戦後、建物の名称や所有者は変わりましたが、
いまでも建物自体は変わらず広場を囲んでいます。
広場の中心に立ってみると、古い西洋建築に囲まれた、
中国とも日本ともヨーロッパとも言い難い、独特の景観が楽しめます。
写真のように、夜はライトアップされているのでさらにロマンチック。
見どころの少ない大連において、数少ない観光スポットのひとつです。
→【せかいのまちかど】トップページへ
→【せかいのまちかど】中国・北京・東北地方編へ
コメント 0