【中国・雲南の旅】チベットへ続く茶馬古道@徳欽 [中国]
雲南省迪慶チベット族自治州、徳欽(deqin)。
前回紹介した香格里拉からのドラマチックなバスの旅を経て、
やがて見えてくる山間の小さな町が徳欽です。
ウィキペディアによると、かつてはチベットの領土でしたが、
18世紀にチベットと清の国境が定まった時に、雲南省に組み込まれたようです。
しかし、清に帰属した後もチベットの馬と中国のお茶の交易路、
いわゆる「茶馬古道」の拠点として栄え、今でもその交通の不便さからは
想像もつかないほど賑やかです。
一見バックパッカーしか来ない辺境の町という印象ですが、
中国人向けの宿泊施設もたくさんあり、市場や商店、食堂など、
小規模ではありますが、町には一通り何でも揃っています。
ただし、徳欽の歴史を感じさせるような町の風情は皆無。
中国にありがちなコンクリートの味気ない建物が並ぶ街並みです。
そんな中でも民族衣装を着たチベット族のおばさんの姿が
唯一、ここがチベットとの境界なんだと感じさせてくれます。
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