【ベトナムの旅】南ベトナム民族解放戦線気分@クチ [ベトナム]
ベトナム・ホーチミンの北西にある「クチ」という町。
ここはガイドブックなどでもおなじみのベトコンの作った地下基地を見学することができます。
写真は地下トンネルの入り口なのですが、とにかく狭い。。
ベトナム人は体が小さいとはいえ、とてもじゃないけど大人が入れるような大きさではありません。
この入り口とは別のところからトンネルに入ることもできるのですが、やはり狭くて、
ほとんどしゃがむぐらいの中腰にならないと歩けない大きさです。
長時間中途半端な体勢を維持しなければならないため、歩いているだけでへとへとになります。
仮にアメリカ軍にこのトンネルが発見されたとしても、アメリカ人がここに侵入して、
ベトナム軍と戦うことはほとんど不可能のように思えます。
汗だくになってトンネルを出たあとのココナッツジュースがおいしかった。。
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【ベトナムの旅】庶民派ビーチ@クイニョン [ベトナム]
南北に長いベトナムの中南部に位置するクイニョン。
ガイドブックなどにはほとんど載っていない地味な町です。
チャンパ王国の遺跡があったり、観光名所もなくもないのですが、
まあ、そんなにたいしたことありません。
この町の魅力はローカルな雰囲気たっぷりのビーチ。
といっても、リゾート地でもなんでもないので、観光客は皆無です。
夕方になると地元の人たちが夕涼みに集まってくる、
ベトナムならどこでも見られる普通のビーチ。
周辺にはいちおう安いホテルも数軒あるので、
海辺に泊って、食堂でごはんを食べて、ビーチでぼんやりする、
そんなのんびりとした時間が過ごせるロコリゾートです。
1週間もいれば社会復帰できなくなることうけあい。
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【ベトナムの旅】首都らしくない@ハノイ [ベトナム]
ベトナムの首都はホーチミンだと思われがちですが、実はハノイです。
トルコの首都がイスタンブールじゃなくてアンカラだったり、
モロッコの首都がカサブランカじゃなくてラバトだったりするのと
同じパターンの「じみ首都」です。
ベトナムは縦に長い国で、特に南北を分断したベトナム戦争などの
歴史的経緯もあって、北と南はよく比較されがちです。
ハノイは政治の中心、ホーチミンは経済の中心。
ハノイは落ち着いた雰囲気、ホーチミンは活気がある。
みたいなところがよく言われるところでしょうか。
はっきりいってハノイはホーチミンと比べると田舎です。
東南アジアというよりは中国の地方都市という感じ。
雲南省と広西チワン族自治区と接しているのですが、
まさにその一部という感じの地味な雰囲気です。
静かな佇まいが好きという人も多いけど、
日本人が想像するベトナム像はホーチミンのほうだと思うので、
はじめてベトナムに行く人は南から行くべきでしょう。
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【ベトナムの旅】モン族の女性@サパ [ベトナム]
ベトナム北部の少数民族の町、サパ。
以前にまゆげのないザオ族をご紹介しました。
今回はもう一つの民族、モン族をご紹介します。
モン族は写真のような藍染の民族衣装がトレードマーク。
顔つきがザオ族より日本のおばちゃんっぽいのも特徴です。
ちなみに手に持っている小さな筒状のものは、
口琴と呼ばれるモン族の楽器です。
筒のなかに金属の笛みたいなものが入っていて、
唇にあてて指でビヨンビヨンはじくと、
「みょーんみょーん」とテクノっぽい音色を奏でます。
外国人とみると売りつけようと集まってきますが、
この口琴は面白いので結構おすすめです。
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【ベトナムの旅】グロイたまご@ホーチミン [ベトナム]
わりと有名なネタかもしれませんが、ベトナムの屋台では、
アヒルの「孵化しかけの卵」を食べることができます。
ベトナム語で「ホビロン」と呼ばれていて、決してマニアックな
食べ物ではなく、街じゅうの屋台で普通に食べることができます。
写真ではちょっとわかりづらいのですが、見た目は普通の
ゆで卵と変わりませんが、スプーンで上部を割ると、
ヒヨコになりかけの胎児(?)が顔を出します。
ホラー映画のごとき、相当なグロさですが、
食べてみると意外にまともな感じで、まさに卵と鶏肉の中間。
見た目はヒヨコなので骨っぽいゴリゴリした歯ごたえでは
ありながら、不思議とゆで卵的な味わいで、肉っぽさは
ほとんどありません。
まあ、我々はゆで卵も食べるし鶏肉も食べるわけだから、
それでグロイとか残酷とかいうのもちょっと違っていて、
ほんとに想像通りの「中間の味」という感じです。
ベトナムに行ったらぜひ試してみてください。
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【ベトナムの旅】客待ちシクロ@ホーチミン [ベトナム]
ベトナム名物と言えば「シクロ」です。
インドで言う「リキシャー」のような乗り物で、要は
座席付き自転車タクシーです。
かつては市民の足として活躍してきた乗り物ですが、
現在は交通量の増加にともない、乗り入れ禁止地区
があったりして、シクロは縮小の方向です。
とはいえ、禁止地区以外ではまだまだ健在で、
観光客向けのシクロツアーがあったり、地元需要以外にも
思いのほか人気があります。
そんなベトナムらしいまちかどの風景が、
「客待ちシクロ」です。
なかにはアグレッシブに客引きをしているシクロドライバー
もいるのですが、伝統的な姿はこれです。
木陰にシクロを止めて、座席で昼寝。
むしろ客が起こして乗せてもらう、ぐらいの悠長さです。
昔はよく地球の歩き方なんかで、シクロにまつわる
トラブルの話が紹介されていましたが、最近はどうなんでしょうか。
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【ベトナムの旅】チョロン@ホーチミン [ベトナム]
ベトナム、ホーチミンにある中華街、チョロン。
ベトナムはそもそも中国の影響を強く受けているので、
中華街というのも不思議な感じがしますが、約50万人の華僑が暮らす
れっきとした中華街です。
ただ、街の雰囲気はザ・中国という感じではなく、むしろ
コロニアルな建物が多く、雑然とした東南アジア的な雰囲気で
これぞベトナムという感じ。
チョロン地区にあるビンタイ市場は、ホーチミンの代表的な市場である
ベンタイン市場なんかよりもなんだかベトナムっぽい感じさえします。
ちなみに映画「愛人ラマン」の舞台もここチョロン。
今回の写真はイエローフィルターを使用してムードを高めてみました。
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【ベトナムの旅】ベンタイン市場@ホーチミン [ベトナム]
ホーチミン最大の市場。
というより、おそらくベトナム最大の市場、ベンタイン市場です。
とにかく広大な面積を誇り、ベトナムで売っているものなら、
なんでも手に入るとまで言われる市場です。
最近は観光客も多く、値段は観光客プライスとも言われますが、
ベンタイン市場では生鮮食料品なども取り扱っており、
なんだかんだで地域の生活とは切り離せない市場です。
ちなみに写真の「com」とはドットコムのことではなく、
日本語で言う「コメ」のこと。いわゆるぶっかけご飯の屋台です。
このようなB級グルメの屋台もたくさんあります。
観光化されてるとはいいつつ、それでもなおベンタイン市場は
面白いと思います。敬遠するひともいるようですが、
ホーチミンに行った際にはぜひ立ち寄ることをおすすめします。
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【ベトナムの旅】サイゴン川の港@ホーチミン [ベトナム]
ホーチミンのサイゴン川に面した位置にあるサイゴン港。
ベトナムの海の玄関口で、写真のような大型の貨物船が
行き来する国際港です。
しかし、よく考えたらホーチミンは全く海に面していません。
サイゴン港に入港する船は、南シナ海からサイゴン川を
80kmもさかのぼってやってきます。
なんでそんなとこに港を作ってしまったのかよくわかりませんが、
さすがに不便ということで、河口寄りに新たな港が建設中なんだそう。
ちなみに今はもう廃止されていますが、2000年ごろまでは
サイゴン港からカントーへ行くジェットフォイルが運航していました。
基本川から川へ移動していく路線なので、雨季には洪水したり、
逆に乾季には水深が足りなかったりと、いまいち不便だったうえに、
バスよりも運賃が高いという致命的な弱点があったため、
結局廃止になりましたが、観光的にはけっこう面白いルートだったので、
ちょっと残念ではあります。
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【ベトナムの旅】みんな大好き!ハス茶 [ベトナム]
前回、ベトナム南部で飲まれるジャスミンティーについてご紹介しました。
今回は北部を中心に、ベトナム全域で飲まれる「ハス茶」をご紹介します。
ハス茶は多くのベトナム人に好まれ、一般的に飲まれているものですが、
その製造方法は希少で、高価なものは本当に高価です。
写真は実際に現地で購入したお茶ですが、「蓮花茶」の表記のとおり、
原材料は蓮の花です。
蓮の花100本のうち100gしか取れない、ガオセンと呼ばれる
おしべの部分を摘み、それを茶葉にまぶして香りを移します。
基本は緑茶ベースで、緑茶の茶葉に蓮の花の香りをつけた
いわばフレーバーティーなのですが、香りをつける工程を
多い場合には7~8回も繰り返すという大変手の込んだものです。
味のほうは独特のくせがあるので、お土産で買って帰っても、
けっこう好みが分かれます。
総じて、ハーブティーが好きな人には好まれる傾向あり。
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【ベトナムの旅】基本はジャスミンティー@カントー [ベトナム]
東南アジアではそれほどお茶は飲まれませんが、
ベトナムだけは別で、ベトナム人はお茶が大好きです。
北部と南部で飲まれるお茶が異なり、北部では
緑茶が一般的ですが、南部ではジャスミンティー
がよく飲まれます。
中国でもジャスミンティーは一般的ですが、違うのは
氷をたっぷり入れて「アイス」で飲むことです。
夏の暑い日に冷たいジャスミンティーはベトナムの定番。
ジャスミン茶のほか、ベトナム茶と言えば、
「ハス茶」が人気です。
こちらはちょっと独特なので次回改めて。
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【ベトナムの旅】ド派手なジュース屋@カントー [ベトナム]
ベトナムでジュースの屋台と言えば、こういうデザインです。
理由はよくわかりませんが、なぜだかド派手。。
ファンタやペプシなど普通の瓶ジュースのほか、
変なシロップ状のフルーツジュースも売っていますが、一番の売りは、
屋台のイラストの左側にも描かれている「サトウキビ」です。
日本ではあまりなじみがありませんんが、「サトウキビジュース」は
ベトナムに限らず、東南アジアでは一般的な清涼飲料水です。
屋台の中央に生サトウキビが束になっていますが、
これをローラーみたいなやつでゴリゴリと絞ると、
黄色っぽい液が出てきます。
(竹みたいに見えて、意外に水分が多い)
味はやっぱりサトウキビなので甘いのですが、自然の甘さで
生の植物っぽい味もして、なんとなくロハス(?)な一品です。
疲れたときにすごく効きそうな感じ。
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【ベトナムの旅】サイゴン川の向こう側@ホーチミン [ベトナム]
発展著しいベトナム経済の中心地・ホーチミン。
そんな大都会の片隅に突然田舎の風景が現れるエアポケット的なエリアがあります。
それはサイゴン川の向こう側。
写真のような渡し船が出ていて、みんなバイクでそのまま乗り込みます。
対岸に行くだけなのですぐに到着。
その先はちょっとした市場のようになっていて、屋台なども
少し出ていたりしますが、特に何かがあるわけでありません。
ごく普通の下町の感じ。
川をはさんで向かい側がマジェスティック・ホテルがある
高級な界隈なので、そのギャップがとても不思議です。
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【ベトナムの旅】ザオ族の女性@サパ [ベトナム]
ベトナム北部、中国・雲南省との国境近くの山岳地帯にあるサパ。
少数民族のマーケットが有名で、付近に住むモン族とザオ族の
人々がここに集まります。
写真はザオ族の女性です。
ザオ族の女性は眉毛と髪の毛を剃り落すのが特徴。
大きな頭巾もエキゾチックです。
このようにおばさんの場合は問題ないのですが、
若い女の子の場合、私だけかもしれませんが、髪の毛がなくて
眉毛がないため、なんとなくヤンキーっぽく見えてしまいます。
顔つきが日本人に似ているせいかもしれません。
ほんとに大きなお世話って感じですが・・・
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【ベトナムの旅】水上のフォー屋@カントー [ベトナム]
ベトナム南部のカントー郊外で開かれる水上マーケットは、
野菜や果物を売りに来る船、買いに来る船で
早朝からとても賑わいます。
すべてのお買い物が水上で行われるのが特徴で、
水上のコーヒー屋さんもあったりしますが、
なんと水上のフォー屋さんもあります。
写真のように、船内にコンロもあって、
熱々のフォーを作ってくれます。
ちゃんと葉っぱも付いて、味もかなり本格的。
食器も日本の屋台のように発泡スチロール製ではなく、
ちゃんとしたどんぶりです。
(なので、食器返却のために、食べ終わるまで
お店の船に横づけしていなければならない)
日本人的発想だと、サンドイッチとかお弁当とか、
もっと食べやすくて売りやすいものにすりゃいいのに、
と思いつつ、意地でもフォーを食べたいという
ベトナム人の意気込みには脱帽です。
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【ベトナムの旅】夕涼みのバイク群@ホーチミン [ベトナム]
ベトナムの風物詩といえばバイクです。
2人乗り3人乗りは当たり前。
なかには家族全員が乗っていたりして、
ほぼ乗用車と同じような使い方をされています。
朝夕のラッシュ時のバイク渋滞も大変なもので、
排気ガスがひどいので鼻と口をスカーフで覆った
「闘争スタイル」の人もよく見かけます。
さて、写真はホーチミン市内のとある交差点。
夜中なのに、大量のバイクがたむろしています。
けっこう遅い時間までカップルや家族連れの
バイクがびゅんびゅん飛ばしているのですが、
地元の人に聞いたところ、どうやら彼らは
「夕涼み」をしているのだそう。
つまり特に用事があるわけではなく、
レジャーとしてバイクを走らせているわけです。
家にいると暑いから・・・
ちなみにベトナムではバイクのことを「ホンダ」と言います。
別にホンダじゃなくても「ホンダ」です。
詳細は避けますが、「ホンダガール」なんてのもいます。
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【ベトナムの旅】水上のコーヒー屋さん@カントー [ベトナム]
ベトナムの南部、メコンデルタの町・カントーでは
水上マーケットが開かれます。
この一帯は水路が網の目のように張り巡らされていて、
メインの交通手段は船です。
近隣の農家が小舟で野菜や果物を持ち寄り、
陸上の市場さながらのにぎわいを見せます。
市場なので、食堂やカフェもあります。
もちろん水上で。
写真は「水上のベトナムコーヒー屋さん」です。
手前の船が自分の船で、奥がコーヒー屋さんの船。
船が離れないように、お兄さんが手で押さえてくれています。
狭い船内ですが、設備は整っていて、
一杯一杯ちゃんとドリップして淹れてくれるので、
意外なことにかなり本格的なベトナムコーヒーが楽しめます。
別に観光客用でもなんでもなく、地元の人たちが
普通にこういうコーヒーを楽しんでいるのがベトナムらしいところ。
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【ベトナムの旅】バインセオの人気店@ホーチミン [ベトナム]
ベトナム料理のバインセオ、ご存じでしょうか?
もやしが大量に入ったお好み焼きみたいなやつです。
一般的なベトナム料理なので、そこらへんの食堂で
普通に食べられるのですが、ホーチミンに46A Banh Xeoという人気店があります。
市内からは少し離れていて、行くとしたらタクシーで行くしかないような
中途半端な場所なのですが、有名な店なのでいつ行っても賑わっています。
問題はそこまでして行く価値があるかどうか、ですが、
話のネタとしてはまあいいと思います。有名なので。
で、味はどうかというと、すごくおいしいです。
でも、バインセオはバインセオなんですよね・・
「所詮」というと語弊があるのですが、タクシーに乗って
食べに行くようなたぐいのメニューではないんじゃないか、
というのが個人的な見解です。
いかがでしょうか。
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