【中国・シルクロードの旅】名物!羊肉泡馍@西安 [中国]
食堂ごはんシリーズ第6回。今回は西安の名物「羊肉泡馍」をご紹介します。
ちなみにこれまでの5回で紹介してきたのはこんな料理です。
第1回 イエメンの食堂ごはん
第2回 ドバイの食堂ごはん
第3回 タイの麺屋台
第4回 タイのおでん屋台
第5回 メキシコのタコス
さて、今回ご紹介する「羊肉泡馍」のお話。
「ヤンロウバオモォ」と読みます。
文字と写真を見てもなんのこっちゃわからないと思いますが、
簡単に言うと、細かくちぎったナンにスープをかけて食べる料理です。
シルクロードの起点である西安には回族と呼ばれるイスラム教徒が多く、
この羊肉泡馍も代表的な回族の料理です。
決して観光用の特別な料理ではなく、回族の住む地区に行くと、
食堂=泡馍店というぐらい普通にあちこちに店があります。
この食べ物の訳のわからないところは、ナンを自分でちぎるシステム。
ナンというより、固く素焼きした「餅(ピン)」のようなもので、
これをまずテーブルで各自丼に細かくちぎり入れていきます。
全部ちぎり終えると店員に丼を渡し、スープや具を入れて
軽く煮て完成したものを渡してもらえます。
ラーメン屋でつけ麺の割りスープをもらうときのようなイメージ。
スープは表面に油膜が張るぐらいのこってりスープです。
具として羊肉の煮込みや春雨、香菜などが入り、
ナンはニョッキのようなツルンとした状態になります。
漢民族の料理と西域の料理が融合したユニークな食べ物で、
1人前のボリュームもかなりあるうえ、こってりスープなので、
好き嫌いは分かれそうですが、個人的には好きな料理のひとつです。
一方、羊が嫌い、ラーメンはあっさり派、香菜や八角の味がダメ、
というような人にはツライ一品。
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