【シリアの旅】街角のキリスト像@ダマスカス [シリア]
シリアの首都、ダマスカス。
ここダマスカスは世界で最も古い都市のひとつで、ペルシャやギリシャの時代から、
ローマ帝国の時代を経て、宗教もユダヤ教、キリスト教、イスラム教徒変遷してきました。
その重層的な歴史が都市の構造にも反映されており、
「まっすぐな道」を挟んで、イスラム教徒地区、キリスト教地区、ユダヤ教地区
が存在しています。
明確に壁などで区切られているわけでないのですが、
キリスト教地区では女性はベールをかぶっていなかったり、
雰囲気の違いは明白です。
そして、驚きはこのキリスト教の彫像。
街角に普通に設置されていますが、ここはイスラム教の国、シリアです。
偶像崇拝を固く禁じるイスラム教国において、こんなにあからさまな偶像があるのは
かなり珍しいのではないでしょうか。
それだけ他の宗教に寛容で、お互いにうまく共存できているということなのでしょう。
ダマスカスは本当に素晴らしい町ですが、今はどうなんでしょうか・・・
※本記事は2010年5月に訪問したときのものです。
現在のシリアの情勢等は外務省のホームページでご確認ください。
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