【シリアの旅】アレッポのアルメニア人地区@アレッポ [シリア]
シリア第二の都市、アレッポ。
この町は「古代都市・アレッポ」として世界遺産にも登録されており
そのシンボルであるアレッポ城や巨大なスークが有名です。
ガイドブックなどでもあまり紹介されていませんが、実は
イスラム教一色のこの町に、キリスト教徒が暮らす一角があります。
しかも、キリスト教の中でもマイノリティのアルメニア正教会。
なぜこの町にアルメニア人のコミュニティがあるのか。
その背景には20世紀初頭に起こったトルコでの
アルメニア人の虐殺が関係しています。
そもそもトルコでのアルメニア人の虐殺があったということ自体
ちゃんと認識しておらず、歴史的背景の理解も浅いのですが、
ともかくトルコでアルメニア人が虐待され、そこから逃れてきた人々が
アレッポに住み着いて町を作ったようです。
現在でもアルメニア人地区は周囲のシリア人地区とは
全く雰囲気が異なり、立派な教会も建てられています。
写真のように、迷路のようにトンネルが作られた町並み。
これがアルメニア式の建築なのかどうかはわかりませんが、
独特の雰囲気があり、非常に絵になる風景です。
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