【シリアの旅】世界遺産のメディナ@ダマスカス [シリア]
シリアの首都、ダマスカス。
この町の旧市街は世界最古の都市のひとつで、
世界遺産にも登録されています。
城壁に囲まれた広大な迷路のような旧市街=メディナは、
モロッコのフェズほどのややこしさはありませんが、
エリアによって、キリスト教徒地区やユダヤ教徒地区など
それぞれ個性があり、興味深い史跡が点在しています。
なかでも最大の見どころは、巨大なスーク(市場)です。
イスラム圏のメディナには必ずスークがありますが、
ダマスカスのスークは世界最大とも言える巨大さ。
そして特徴的なのが高い天井の屋根が付いている点。
写真のように商店街のアーケードのような屋根が
全面に張り巡らされています。
イスタンブールのグランドバザールも屋根付きですが、
ダマスカスのほうが屋根が立派でより大規模。
もちろん日本の商店街のように冷房が効いているわけではないので、
人ごみはかなり暑苦しく、決して快適とは言えませんが、
独特のエキゾチックな雰囲気がこれぞアラブという感じです。
商店の顔ぶれは、民族衣装、スパイス、コーヒー、石鹸、
ゴールドアクセサリー、香水、羊肉、アラブ菓子など、
「絵になるアイテム」から、普通のおもちゃ、普通の下着など、
「絵にならないアイテム」までさまざま。
野菜や果物などの生鮮食料品だけは場外の別の市場で
売られていますが、それ以外は何でも揃いそうな感じ。
イスラム教の聖地だからか、そもそも観光客が少ないせいか、
スークにありがちな強引な客引きもなく、
そして古い町ではありながらもきちんとメンテナンス
されているせいか、意外にもボロボロというわけではなく、
それなりにこぎれいだったりもします。
お店のなかには、現代風のおしゃれなショップもあったりして、
世界遺産という「過去の遺産」ではありつつも、
素のアラブの姿を感じることもできるスポットです。
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とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!
by 履歴書バイブル (2013-06-30 18:43)