【チベットの旅】チベット僧の問答@ラサ [チベット]
中国チベット自治区の中心地、ラサ。
デプン寺、ガンデン寺と並んで、チベット仏教の
もっとも重要でもっとも古い寺院のひとつに数えられるセラ寺。
ラサの中心部から北に8kmほど行ったところの岩山に
へばりつくように寺院が広がっています。
セラ寺で有名なのが、修行僧による「問答」です。
毎日決まった時間に修行として行われるもので、
掛け声や手を打つ音が聞こえてくるので始まるとすぐわかります。
問答は質問者と回答者にわかれて行われ、質問するほうは、
質問とともに手をパチンとたたきます。
回答するほうはひたすら質問に答えることを繰り返えすのですが、
質問者がかなり勢いよく手を叩いて怒鳴り散らすように質問するので、
はたから見ていると、回答者のほうがまるで責められているようです。
とはいえ、この問答は、修行僧からすると、毎日の楽しみでもあるようで、
よく見ていると、半分笑いながらふざけているようなコンビもいたりして、
ちょっとしたゲームのような感覚で楽しんでいる様子。
神妙な顔をして宗教行為を行う様子も厳粛で絵にはなるのですが、
生活の一部として楽しんでいる様子は、むしろリアリティがあり、
さすがチベットという感じがしました。
→【せかいのまちかど】トップページへ
→【せかいのまちかど】チベット編へ
コメント 0