【中国・四川の旅】常軌を逸した辛さ@成都 [中国]
中国四大料理のひとつに数えられる四川料理。
ホイコーローだの坦々麺だの麻婆豆腐だの、日本でもおなじみの料理が多く、
特に日本では陳建民・陳建一の功績により、広く一般に親しまれています。
四川料理の本場はもちろん四川省、そして省都である成都が総本山といってもいいでしょう。
今回は本場の四川料理がどんなものなのかについてご紹介したいと思います。
写真の料理は「辣子鶏」という料理です。
辣子というのは唐辛子のこと。そして鶏は鶏。
つまり、「ピリ辛の鶏肉」ってことだよね、などという甘い考えはここ四川では通用しません。
文字通り「唐辛子と鶏肉の炒め物」です。
「薬味」ではなく「具」として唐辛子がわっさわさ入っています。
言わずもがなですが、とにかく辛いです。
そして、もうひとつ、強烈に花椒(山椒)が効いています。
本場の四川料理のもっとも恐ろしいのは、唐辛子の辛さではなく、
実はこの山椒の辛さです。
唐辛子の辛さは日本人もある程度慣れているので対処できるのですが、
強烈な山椒の辛さというのは、未知の領域です。
口腔内がビリビリしびれて、歯医者の麻酔が効いたような状態に陥ります。
おいしいとかおいしくないとか、もうそういう次元じゃありません。
味覚というより、身体的・物理的なダメージをくらいます。
そして、信じがたいことですが、大のオトナが山椒と唐辛子の辛さに
ヒーヒー言っている隣のテーブルでは、小学生ぐらいの子供が
ばくばく唐辛子を食べていました。。
ひさびさのカルチャーショック!
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